リクルートスーツなんか糞食らえ!!

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「黒」は清楚の象徴なのか?

リクルートスーツ 変じゃない?

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女性が就活の服装のアドバイスをもらう際、「清楚」、「無難」という言葉が目立ちます。「無難なスーツを選びましょう。」「清楚な女性を演出しましょう。」 *1それは黒スーツでなければならないのでしょうか。

「清楚」とは?「無難」とは?

就活生に異常なほど求められる、「清楚」と「無難」。一体どういう意味なのでしょうか。清楚は「飾りけがなく、清らかなこと。」*2で、無難は「1.危険のないこと。また、まちがいのないこと。2.欠点のないこと。特にすぐれているわけではないが、格別の欠点も見当たらないこと。」*3です。

「清楚」が求められることはわかります。しかし、「無難」はどうでしょうか。個性的な人を求めていると企業は言いますが、口だけなのでしょか。それとも企業は求めていないのに、就活ビジネスのカウンセラーたちが「無難」を押し付けているのでしょうか。どちらにしろタチが悪いです。

「無難」の意味が狭すぎる

リクルートスーツは「無難」という要素をクリアしています。黒は暗めだから「無難」。無地は何も柄がないから「無難」。だからといって、黒と無地だけが「無難」というのはおかしいです。

暗めの色だったら他にもあります。紺色、灰色、茶色も「無難」ではないでしょうか。そして、色には濃度があります。色が濃ければ、紫色のスーツだって「無難」に含まれるのではないのでしょうか。

他の色が加わると「無難」の言葉が一気に広がり、選択肢が増えます。そして、柄にも同じことがいえます。ストライプだって「無難」。ドットも「無難」。「無難」に正解はないはずです。

「無難」=リクルートスーツだけが当てはまるわけではありません。黒スーツも無地の白シャツも、確かに間違いではなく、欠点はありません。しかし、皆が同じものを着ている現状は、「無難」というより「絶対」という言葉の方が当てはまっているような気がします。

「清楚」の意味も履き違えている

「清楚」という言葉は「無難」とは別物です。本来の意味は内面からくるものだと思いますが、それを外見に当てはめてしまっているような気がします。

飾りけがないようにするために、シンプルなものを追求しすぎてしまったのでしょう。アクセサリーはつけてはいけない、メイクもシンプルに、スーツもオシャレなものはダメと、シンプルを追求しすぎたものがリクルートスーツファッションになったのかもしれません。

その結果、ダサい服こそが「飾りけがない」ものとなってしまいました。ビジネスでは第一印象が大事だということをわかっているにも関わらず、就活ではオシャレをしてはいけないという不思議な考えが広まりました。就活生を「飾りけがなく、清らか」に感じますか。オシャレをしないことが清楚ではありません。

日本人は「黒」を純粋、無垢と思い込んでいる?

何故、リクルートスーツという括りができたのでしょうか。それは、皆が同じものを着ることによって、就活生という集団を可視化するためです。では、何故、こんなにも若者に黒をまとわせたがるのでしょうか。もしかしたら、日本人にとって黒は、「無垢」の象徴なのかもしれません。「無垢」というと馬鹿馬鹿しいですが、黒色は葬儀などの悲しい場面以外に、日本人にとって身近なものです。それは髪色です。

日本人は大体の人は黒い髪で生まれ育ちます。(もちろん茶色めの人もいますが。)髪を染めることは、あまり良いイメージではありません。茶髪はだいぶ許容されるようになりましたが、やはり金髪や緑、青などといった人工色や本来の髪色から離れるとに否定的になります。

日本はピアスやタトゥーや整形などにも、まだまだ厳しいことから、やはり「生まれ持った身体」というのに、執着していることが良く分かります。血や人種を何よりも意識しています。だから、黒は良い印象とみられるのです。

黒色の特性

では、「黒」という色に着目します。無垢だと信じて疑わないその色はどんな効果を持っているのでしょうか。

連想する抽象的イメージ

クール、寂しさ、どん底、ニヒル、プロ意識、悪、暗い、闇、威厳、陰気、拒絶、恐怖、脅威、極限、孤独、高級、死、自信、重力、上質、深さ、神秘、絶対、絶望、男性的、中立、忠誠、沈黙、不安、不気味、不吉、力、冷酷さ

心理効果

実際よりものを重く感じさせる。強さや圧力、権力など力を感じさせる。高級感を与える。自己主張を強くする。 暗い気持ちになる。老化を促進させる。 

*4

暗いイメージがある中、意外なのが権力などの力ですね。自己主張も強くするようです。リクルートスーツという安くて黒いスーツを就活生が皆着ると、逆に新人や未熟の印象を、個人的には感じていました。

そして、「男性的」とは面白いですね。リクルートスーツを考えたのもオシャレに疎く、女性的なことを一切許さない男性なんでしょうね。

そして、黒色は就活生の気持ちを暗くさせている効果もあるかもしれませんね。

終わりに

今回は言葉に着目してみました。いかにカウンセラーなどが、それっぽいことを適当に言い、リクルートスーツを着させているのかがわかったと思います。

未熟さや新人感、清純さを表したいなら、白を着させればいいと思います。前田敦子さんのように。

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*5

これはドラマ「毒島ゆり子のせきらら日記」の衣装です。ほら、暗い色のスーツだらけの中で、白いスーツがとても目立ちます。この中で、白スーツを着れる度胸はすごいです。(もしくは鈍感?)自分を貫いて、白スーツを着ているとしたら、カッコイイですね!!